【中国商標】 「和歌山」を商標出願 県が異議申し立て

中国で、個人が「和歌山」の名称を勝手に商標出願したことがわかり、和歌山県が異議申し立てを行いました。

中国で「和歌山」の商標出願をしたのは、北京市内に住む個人で、洋服や靴、帽子などの分野で出願しています。

商標登録がなされると、今後、和歌山県内の企業が「和歌山」の名称を使って中国で事業を展開するときに、権利侵害とみなされ、訴えられる可能性があります。

和歌山県は、これまでにも中国で、「和歌山」で2件、「紀州」で4件の商標出願が勝手に行われており、県が異議申立を行い、全て認められています。

異議申し立てを行ったのは、9月6日で、審査には1~2年かかるものとみられます。

中国では、近年、 地方自治体名が中国で「公知の外国地名」と判断され、異議申立が認められるケースが増加の傾向にあるため、和歌山県では6年前から、中国での商標監視を強めていました。今後も監視を続け、県のブランドを守るとしています。

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