2015年 世界の特許出願件数290万件に

WIPOの発表によりますと、2015年の世界全体での特許出願件数は、約290万件となり、前年に比べて7.8%増えました。出願件数は6年連続で増加しています。

2015年の特許出願受付件数の1位は中国で、去年1年間で、約110万2000件の出願を受け付けました。年間の出願受付件数が100万件を突破したのは、世界で中国が初めてです。
2位は米国(約59万件)、3位は日本(約32万件)、4位韓国(約21万件)となっています。

出願が増加しているのは、中国が約20%増、EPO約5%増、 米国約2%増、韓国約2%増となっています。日本は出願件数が2.2%減少しており、2005年から出願件数が減っています。

公開された特許出願の分野は、コンピュータ技術が全体の約8%を占めています。次が電子機械(約7%)、デジタルコミュニケーション(約5%)となっています。

商標は、世界全体で約600万件の出願が行われました。昨年と比べて約15%の増加となり、2000年以降、最大の伸びとなっています。中国での商標出願が全体を押し上げる形となりました。

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